3 Dプリントハウスの量産を目指す日本セレンディクスが平屋建て住宅を製作した。同社は中国製のプリンタ出力部材を使用し、重機を用いて組み立てる。施工精度や耐久性を調査し、その後8月下旬から6棟限定で販売する。
価格は1棟550万円(約28万元)。 3 Dプリントハウス「serendix 50(フジツボ型)」は、総建築面積50平方メートルの1 LDK(1 LDK、1室2室1シェフ)で、2人の居住を想定している。日経中文網が伝えた。一般住宅と同様に、キッチンとバストイレが備え付けられている。慶應義塾大学KGRI環Design&Digital Manufacturing創造センターが設計を担当している。鉄筋コンクリート構造を採用し、日本建築基準法に適合している。
3 Dプリンターを使って建てられた住宅は、施工時間が短く低価格という特徴がある。 Serendixによると、フジツボ型の施工時間は44時間程度。同社は2022年に3 Dプリント球体住宅「serendix 10(ボールタイプ)」を発売した。5月に長野県佐久市に初の物件が完成した。ボール型の建築面積は10平方メートルと小さく、水道管がつながらないため、趣味を楽しむ空間などとして活用することを想定している。